風船のマメ知識
風船はとても自然に優しいものです。
風船のちょっと歴史とあまり知られていない生態(?)について語ります。
〈風船のプチ歴史〉 |
よく、人に言って驚かれる事のひとつですが、ペンシルバルーンなどの風船(ラテックス)は天然ゴムで出来ているそうです。天然ゴムといったら、中学とかの社会化資料集にも載っていますが、木の幹に斜めに切れ目を入れて、集めている白っぽい「あれ」です。全てのメーカーでそうなのかと言われると自分自身無知なのでよく分からないのですが、クオラテックスをはじめとする風船の専門メーカーは殆どが自然に無害な天然ゴムだそうです。 歴史 バルーンについては、歴史としてあまり知られていないと言われています。バルーンアートというジャンルははアメリカで育ったといわれていますが、ゴム風船自体の歴史はあまり知られていないようです。あるサイトによると、1857年には大阪でイギリス人が売っていたという記録が残っているとなっています。その時の風船はとても硬くて人には膨らませる事が出来ないものだったようです。 今のように比較的やわらかい風船が生まれたのは約60年位前にアメリカで別の製法が確立して生まれたといわれています。この方法は従来と違い、水分を多く含んだ状態で処理する方法で、このような状態をラテックスというらしいです。 まぁ間違っていたらすみませんが…。 |
バルーンは自然にやさしい |
上にも少し書きましたが、バルーンは天然ゴム出てきています。それがどういうことかというと、石油から出来たプラスチック、人工的に高熱処理をして作り出したガラスなどとは違って、自然にちゃんと戻るものだということです。 日光による分解、空気による酸化、微生物による生物分解などで風船は劣化していくので保存に苦労しますが、逆に捉えると自然の中に普通にあるもので自然に分解されるという事です。 ある研究によると、同じ条件の元では樫の落ち葉と同じ分解速度で分解されるというけ結果が出ているそうです。それを検証しているサイトもあります。 ところで、生物分解されるのは分かりますが、風船ってごみの分別はどこなんだろう…。生ごみに入れたら、きっと怒られるんだろうな…。 多分燃えるごみですね^^; |
日本バルーン協会から抜粋&ちょっと意訳 |
風船に入っている白い粉は風船の貼りつきを防ぐとともに、劣化を抑えるための役割もあるそうです。ですからバルーンが生分解する条件としては、一旦膨らませてゴムの組織構造を粗くし、なお且つ空気による表面摩擦を起こさせ、その際に発生する静電気により大気中のバクテリアが付着できる環境を作ってあげないといけません。一旦膨らませたバルーンは空気を抜いても、元のカタチには戻りませんね。これは一度実験されるとわかると思いますが、ゴム質が柔らかくなります。これで組織構造が粗くなったという証になります。さらに、バルーンに空気を入れた時、これ以上空気が入らないという極限状態において割れてしまいます。その時の割れカスは細かい筋状になっているはずです。バルーンを空に飛ばしたら上空でこの筋状になって舞い落ちてきます。このように、細かな破片と化したバルーンは比較的早く分解されますが、膨らます前の原形のモノは分解に時間がかかります。 具体的な分解速度は明確ではありません。それは以下の理由によるものです。 1.バルーンに配合される添加物の量やバルーンの厚みなどが異なるので、分解速度の早いものもあれば遅いものもある。 2.土上に落ちる前の劣化の度合い(原型のまま、粉々になったもの等) 3.枯れ葉が土に返るように、バルーンが分解しやすいように微生物や湿気に触れる様に堆積できる環境下にあること。 などです。 風船に入っている白い粉は風船の貼りつきを防ぐとともに、劣化を抑えるための役割もあるそうです。ですからバルーンが生分解する条件としては、一旦膨らませてゴムの組織構造を粗くし、なお且つ空気による表面摩擦を起こさせ、その際に発生する静電気により大気中のバクテリアが付着できる環境を作ってあげないといけません。一旦膨らませたバルーンは空気を抜いても、元のカタチには戻りませんね。これは一度実験されるとわかると思いますが、ゴム質が柔らかくなります。これで組織構造が粗くなったという証になります。さらに、バルーンに空気を入れた時、これ以上空気が入らないという極限状態において割れてしまいます。その時の割れカスは細かい筋状になっているはずです。バルーンを空に飛ばしたら上空でこの筋状になって舞い落ちてきます。このように、細かな破片と化したバルーンは比較的早く分解されますが、膨らます前の原形のモノは分解に時間がかかります。 だそうです。意訳と言うより、抜粋が正確かも…。 |
いずれ分解検証実験をしてみたいと思います
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